まず確認したいこと

工夫を考える前に、いまの状態を少しだけ振り返ってみましょう。「いつ気になるか」「鼻はつまっているか」「続いているか」の3点を見ておくと、このあとの内容が自分に合っているかを確かめやすくなります。

いつ気になるか

寝る前から鼻がつまっていて、布団に入る時点でもう口で息をしているのか。それとも、夜中に喉の乾きで目が覚めるのか、朝起きてから気づくのか。

鼻づまりの有無にかかわらず、朝だけ喉が気になるという方は「朝起きたら喉がイガイガするときの考え方と寝室の工夫」のほうが近い内容です。

鼻はつまっているか

この記事が扱うのは、鼻がつまっていて口呼吸になっている夜です。似ているようで、少し違う場合もあります。

喉が乾くというより、鼻水が喉のほうへ流れてくる感じが気になる方は「鼻水が喉に流れる感じが気になるときに知っておきたいこと」をご覧ください。

続いているかどうか

鼻がつまる夜は、ここ数日だけのことでしょうか。それとも、何週間も続いているでしょうか。

喉の違和感が朝のうちに気にならなくなるのか、日中まで残るのかも見ておきたいところです。長く続いている場合については、記事の後半で触れます。

鼻がつまる夜に喉がイガイガしやすい背景

ここで原因を断定することはできませんが、鼻がつまる夜と喉の違和感のつながりについて、よく挙げられる考え方を3つ並べてみます。

鼻がつまると口で息をしやすくなる

鼻から十分に息が通らないと、自然と口が開いて、口から空気を出し入れするようになります。起きているあいだは意識して閉じられても、眠っているあいだは自分では気づけません。

鼻づまりと口呼吸のつながりそのものは「鼻づまりと口呼吸・いびきの関係——夜間に気になる人へ」で詳しく扱っています。この記事では、その先の喉の話に進みます。

口呼吸だと喉が乾きやすいと言われている

口で息をしていると、部屋の空気が口の中と喉を直接通り続けます。そのため、口呼吸の夜は喉が乾きやすいと言われています。

朝起きたときに、喉だけでなく口の中や唇まで乾いている感じがあれば、寝ているあいだ口が開いていたのかもしれません。

寝室の空気の乾きが重なる

口から吸い込むのは、寝室の空気です。冷房や暖房を使っている季節、閉め切った部屋では、空気の乾きが重なって、朝の喉の感じ方につながる場合があるようです。

喉の痛み・咳・熱っぽさ・声のかすれを伴っているときは、この記事の範囲ではありません。自己判断で工夫を重ねるより、専門家への相談を考えてみてください。

喉側でできる工夫

ここからは、鼻がつまる夜に喉の側でできる工夫を、時間の流れに沿って紹介します。体の変化を約束するものではなく、夜と朝を過ごしやすくするための選択肢として、できそうなものから試してみてください。

タイミング

できること

寝る前

枕元に水を置く・部屋にうるおいを足す・ひと口飲む

寝ている間

横向きで寝てみる・マスクをして寝る

朝起きたら

水をひと口・口をすすぐ

翌日

予定をゆるめる・長く話す用事を減らす

寝る前にしておくこと

  • 枕元に水を置く(夜中に目が覚めたとき、すぐ口にできるように)

  • 加湿器を置く、または濡らしたタオルを寝室に干す

  • 布団に入る前に、水をひと口飲んでおく

鼻がつまっている夜は「今夜は口呼吸になりそうだ」と前もってわかることが多いものです。寝る前の数分で準備しておけるのが、この場面の特徴です。

寝ている間の工夫

仰向けだと口が開きやすいと感じる方は、横向きで寝てみるのもひとつの方法です。合う向きは人によって違うので、数日ずつ試して比べてみてください。

マスクをして寝る、という選択肢もあります。ただし、鼻がつまっているときは息苦しく感じることもあるので、苦しいと感じたら無理に続けないでください。

なお、鼻の通りに向けた寝方や寝室の工夫は、この記事では扱いません。鼻の側については「鼻づまりで眠れない夜の工夫——寝る向き・枕・部屋づくり」にまとめています。

朝起きたら

起きたらまず、枕元の水をひと口。口をすすいでから飲むと、口の中の乾いた感じが気になりにくいという人もいます。

特別なものを用意する必要はありません。前の晩に置いた水で十分です。

無理をしない

鼻がつまる夜は、眠りが浅くなりがちです。そんな日はいつもより早めに布団に入る、翌朝は長く話す用事をできるだけ減らすなど、喉を休ませる過ごし方も工夫のひとつです。

「鼻がつまっていた夜かどうか」と「翌朝の喉の感じ」をセットでメモしておくと、鼻の調子と喉の違和感がどのくらい重なっているかが見えやすくなります。記録のつけ方は「鼻の調子を「記録する」という習慣」も参考になります。

気になる状態が続くときは

鼻がつまる夜が何週間も続いている、息苦しさがある、喉の違和感が日中まで残る、痛みや咳を伴うようになった——。

そんなときは自分だけで判断せず、耳鼻咽喉科などの専門家に相談することを考えてみてください。受診を考える目安は「鼻の不調が長く続くときは:受診を考える目安」にまとめています。

鼻のムズムズも一緒に気になっている方は「鼻のムズムズと喉のイガイガが同時に気になるとき」もあわせて読んでみてください。

よくある質問

Q. 鼻がつまると喉がイガイガするのはなぜですか?

この記事で原因を断定することはできませんが、鼻がつまると口で息をしやすくなり、口呼吸だと喉が乾きやすいと言われています。鼻づまりと口呼吸のつながりは「鼻づまりと口呼吸・いびきの関係——夜間に気になる人へ」で扱っています。

この記事は鼻がつまっている夜を対象にしているため、鼻がつまっていない場合は当てはまらないところがあります。枕元に水を置く、部屋にうるおいを足すといった喉側の工夫は共通して試せます。

「乾く」感じと「流れる」感じは、別の話として分けて考えるのがおすすめです。流れる感じについては「鼻水が喉に流れる感じが気になるときに知っておきたいこと」をご覧ください。

この記事では喉側の工夫に絞っているため、鼻の側は扱っていません。夜の過ごし方は「鼻づまりで眠れない夜の工夫——寝る向き・枕・部屋づくり」、鼻の中で起きていることは「鼻づまりはどうなってる?鼻の中で起きていること」にまとめています。

いびきについては、この記事では扱っていません。「鼻づまりと口呼吸・いびきの関係——夜間に気になる人へ」に、相談を考える目安とあわせてまとめていますので、そちらをご覧ください。