まず確認したいこと

準備を始める前に、手元にある情報と、これからの予定を確かめておきましょう。「去年のことをどれだけ思い出せるか」が、準備の出発点になります。

手元に残っているもの

次のうち、手元にあるものをチェックしてみてください。

  • 前のシーズンに相談した医療機関の名前や診察券

  • お薬手帳や、薬局でもらった説明の紙

  • 使い残した目薬や、その外箱・添付文書

  • カレンダーや手帳に残っている、去年の予定

  • 前のシーズンに使った眼鏡やマスクなどの持ち物

いまの状態

いますでに、見え方の変化、強い痛み、腫れ、急な充血がある場合は、準備の話ではありません。すぐに眼科などの医療機関に相談してください。

この記事は、まだ気になり始める前、または落ち着いている時期に、次のシーズンへ向けて準備したい方に向けた内容です。

毎年同じ頃に気になるときの考え方

毎年同じ季節に目のかゆみが気になると、「今年もまたあの時期が来る」と身構えてしまいますよね。ここでは、準備を考える前に押さえておきたい見方を整理します。

同じ季節でも、原因を決めつけない

毎年同じ頃に気になるからといって、原因がはっきりしているとは限りません。季節だけで原因を自分で決めないようにしておきましょう。

原因の判断は、眼科で相談しながら考えていくものです。

去年のことは、思っているより忘れやすい

シーズンが終わると、いつ頃から気になったか、どこに相談したか、何を使ったかを忘れてしまうことがあります。翌年、同じ時期が来てから思い出そうとしても、細かいところまでは出てこないものです。

記録を残す習慣については「鼻の調子を「記録する」という習慣」や「喉の違和感を記録してみる:いつ・どこで・何をしたか」でも紹介しています。目の場合も、相談するときの材料として残しておくと役立ちます。

季節の変わり目は予定も変わりやすい

季節の変わり目は、仕事の繁忙期や行事、旅行など、生活の予定が動きやすい時期でもあります。眼科に行く時間が取りにくくなることもあるため、予定とあわせて考えておくと安心です。

季節の変わり目の準備の考え方は「季節の変わり目の前に見直したい喉まわりの準備」でも扱っています。

次の時期の前に準備したいこと

ここからは、次のシーズンの前に整えておきたいことを紹介します。目のかゆみが変わることを約束するものではなく、慌てずに過ごすための準備として、できそうなものから取り入れてみてください。

準備すること

具体的にやること

前回の情報の整理

相談先・時期・使ったものを書き出す

残っている目薬の確認

自己判断で使わず、薬剤師・眼科に確認する

予定の確認

屋外の行事・旅行・繁忙期をカレンダーで見る

相談時期の決め方

いつ頃相談すればよいか、眼科で尋ねておく

前回の様子と対応を整理する

前のシーズンについて、思い出せる範囲で書き出してみましょう。ここでのメモは、眼科で相談するときの材料として使うためのものです。

  • いつ頃から、いつ頃まで気になっていたか

  • どこの医療機関に相談したか

  • 処方された目薬や、案内された内容(お薬手帳で確かめる)

  • 使っていた市販の目薬やコンタクトの名前(容器や外箱で確かめる)

残っている目薬は自己判断で使わない

前のシーズンに使い残した目薬があっても、そのまま使い始めるかどうかを自分で決めないようにしましょう。開封してからの期間や保管のしかた、いまの自分に合うかどうかは、自分では判断がつきにくいものです。

添付文書やパッケージの表示を確かめたうえで、薬剤師や眼科に相談してください。処方された目薬は、次のシーズンにどうするかも医師の指示に従いましょう。

仕事や外出の予定を確認する

次のシーズンにあたる時期のカレンダーを開いて、予定を見ておきましょう。

  • 屋外で過ごす時間が長い行事や仕事

  • 旅行や出張、帰省など家を離れる予定

  • 仕事の繁忙期など、眼科に行く時間が取りにくい時期

眼科に行ける日を先に押さえておく、旅行の持ち物リストに眼鏡を加えておくなど、予定に合わせて準備を進めてみてください。

相談する時期を眼科で決めておく

次のシーズンに向けて、いつ頃相談に行けばよいかは、前回相談した眼科で尋ねておくのがひとつの方法です。時期の目安を自分だけで決めるより、医師と一緒に決めておくと迷いにくくなります。

前回どこにも相談していない場合は、気になり始める前の落ち着いた時期に、一度相談してみるのもひとつの考え方です。受診とセルフケアの組み合わせ方は「セルフケアと通院、どう考える?」でも整理しています。

家の中の準備も少しずつ

衣替えのときに上着を玄関近くに掛ける場所を決める、枕カバーやタオルの替えを多めに用意しておくなど、家の中の準備も少しずつ進めておくと慌てずにすみます。

カレンダーには、「眼科に相談する日」「屋外の予定」「旅行の予定」など、行動と予定を書き込んでおきましょう。目の様子のメモは、相談するときに持っていく材料としてまとめておくと伝えやすくなります。

気になる状態が続くときは

準備をしていても、シーズンが来ると目のかゆみが気になることはあります。気になる状態が続く、毎日のように気になる、去年より長く続いている気がする。そんなときは、眼科への相談を考えてみてください。

相談するときは、整理しておいた前回の情報や、使っている目薬・コンタクトのことを伝えると話がスムーズです。見え方の変化や痛み、腫れ、充血があるときは、この記事の範囲ではありません。

鼻水やくしゃみも一緒に気になるシーズンには、「鼻水と目のかゆみ・涙が同時に気になるときの考え方」もあわせて読んでみてください。

よくある質問

Q. 去年の目薬が残っています。使ってもいいですか?

自己判断で使い始めず、添付文書やパッケージの表示を確かめたうえで、薬剤師や眼科に相談してください。処方された目薬は、医師の指示に従いましょう。

Q. まだ気になっていない時期に相談してもいいのですか?

かまいません。いつ頃相談すればよいかを含めて、眼科で尋ねてみてください。時期の目安を自分だけで決めるより迷いにくくなります。

Q. 毎年同じ季節なら、原因はわかっているということですか?

季節が同じでも、原因がはっきりしているとは限りません。前回いつ・どこで相談し、何を使ったかを整理して、眼科で相談するときの材料にしてみてください。

Q. 何を書き残しておけばいいですか?

相談するときの材料として、いつ頃から気になったか、相談した医療機関、使った目薬やコンタクトの名前などを残しておくと伝えやすくなります。予定の確認には、行事や旅行などの行動の予定を書き込んでおきましょう。

Q. 去年と違う感じがするときはどうすればいいですか?

見え方の変化や痛み、腫れ、充血など、いつもと違うと感じるときは、準備を待たずに眼科などの医療機関へ相談してください。