まず確認したいこと
くしゃみと目のかゆみが同時に気になるとき、まずは「どちらが先に気になるか」「どんな場面で」「どれくらい続くか」を振り返ってみましょう。
どちらが先に気になるか
くしゃみが先に出るのか、目のかゆみが先に気になるのか。両方が同時に、あるいは近い時間で出るという人は多いようです。
どんな場面で気になるか
外から帰ってきた直後、風が強い日、洗濯物を取り込んだあとなど、外の空気にさらされる場面で気になりやすいという傾向があれば、手がかりになります。室内のほこりが気になる場合は「ほこりっぽい場所でくしゃみが出るときの工夫」も参考にしてください。
どれくらい続いているか
帰宅してしばらくすると落ち着くのか、一日中続くのか。長く続く日が多いときは、あとで紹介する受診を考える目安も参考にしてください。
考えられる背景
くしゃみと目のかゆみが同時に気になるとき、その背景には外の空気にさらされる場面が重なっていることが考えられます。断定はできませんが、代表的な視点を整理します。
外の空気にさらされる場面
屋外を歩く、洗濯物を外に干す、換気のために窓を開けるなど、外の空気に触れる時間が長い場面では、鼻や目への刺激も受けやすくなると考えられます。
鼻と目が同時に反応しやすいこと
鼻と目は、涙や粘膜の通り道でつながっていると言われており、片方の不快感がもう片方にも影響しやすい部位とされています。同時に気になりやすいのは、こうしたつながりが関係しているのかもしれません。
季節・天候との関係
風が強い日や乾燥した日は、外を飛んでいるものが増えやすい時期でもあります。特定の季節に感じ方が強まるという人は、季節の変わり目についての「季節の変わり目にくしゃみが増える背景と日常の工夫」もあわせて参考にしてください。
日常でできる工夫
ここからは、今日から取り入れやすい工夫です。どれも外出時と帰宅後の両方で意識できる選択肢として試してみてください。
外出時に意識する
風が強い日や気になる時期はマスクやメガネを活用する
洗濯物や布団を外に干したあとは、取り込む前に軽くはたく
外出の時間帯を、気になりやすい時間から少しずらしてみる
帰宅後のケア
帰宅したら衣類をはらい、手洗い・洗顔で外のものを持ち込みにくくする
目のまわりは、こすらずに清潔なタオルで軽く拭く程度にとどめる
室内に入ったら短時間換気し、空気を入れ替える
目への負担を減らす
目がかゆいとつい強くこすってしまいがちですが、こすらないよう意識することも大切な工夫のひとつです。かゆみが強いときは、清潔な冷たいタオルを軽く当てるだけにとどめましょう。
鼻と目、両方の不快感が重なる日は、外出時のマスク・メガネと、帰宅後の手洗い・洗顔をセットで意識すると取り組みやすくなります。気になる状態が続くときは
工夫を試してもくしゃみや目のかゆみが何週間も続く、目の充血や腫れを伴う、生活や睡眠に影響が出ている——。
そんなときは自分だけで抱え込まず、耳鼻咽喉科や眼科などの専門家に相談することを考えてみてください。詳しくは「鼻の不調が長く続くときは:受診を考える目安」にまとめています。
よくある質問
Q. くしゃみと目のかゆみが一緒に出るのはよくあることですか?
鼻と目は粘膜の通り道でつながっているとされ、同時に不快感を覚える人は少なくないと言われています。両方の場面を振り返ることで、工夫を選びやすくなります。
Q. 目のかゆみが強いとき、こすってもいいですか?
目をこすると、かえって刺激になりやすいと考えられています。清潔な冷たいタオルを軽く 当てる程度にとどめ、強いかゆみが続くときは眼科への相談も検討してみてください。
Q. 室内のほこりが原因のこともありますか?
室内のほこりが気になる場面については「ほこりっぽい場所でくしゃみが出るときの工夫」で扱っています。この記事では主に、外の空気にさらされる場 面を中心に整理しています。
Q. マスクやメガネは意味がありますか?
外の空気に触れる面積を減らす工夫として取り入れている人はいますが、感じ方には個人差があります。効果を保証するものではなく、自分に合うかどうか試しながら選ぶ工夫のひとつと考えてください。
Q. どれくらい続いたら受診を考えるべきですか?
明確な線引きを自分で判断するのは難しいものです。数週間続いている、目の充血や腫れを伴う、生活に影響が出ている、といった場合は一度専門家への相談を考えてみてください。「受診を考える目安」も参考になります。


