まず確認したいこと

様子を見るかどうかを考える前に、かゆみ以外のことにも目を向けてみましょう。ここで確かめたいのは原因ではなく、かゆみと一緒に起きていることです。

かゆみと一緒に確かめたいこと

次のうち、当てはまるものがないかチェックしてみてください。

  • 目の痛みがある

  • 見え方がいつもと違う(かすむ・ぼやける・見えにくいところがある)

  • 光がいつもよりまぶしく感じる

  • 充血や、まぶたの腫れが出ている

  • 片目だけに起きている

  • コンタクトを使っている、または使っているあいだに気になり始めた

  • 目に何かが入った、目のまわりをぶつけた心当たりがある

どれも当てはまらず、かゆみだけが気になるという場合もあります。当てはまるものがあるかどうかで、相談の急ぎ方が変わってきます。

いつから、どんな変化があるか

急に起きたのか、少し前から続いているのか。だんだん強くなっているのか、日によって波があるのか。始まりと変化の様子も、あわせて思い出しておきましょう。

すぐに相談したい状態と、続くときに相談したい状態

ここでは、相談の急ぎ方を2つに分けて整理します。原因を見分けるためのものではなく、様子を見続けてよいかどうかを考えるための目安です。

すぐに医療機関へ相談したい状態

見え方が急に変わった、強い痛みがある、光がまぶしくて目を開けているのがつらい、急に強い充血が出た、目が開けにくいほど腫れている、目に薬品や異物が入った・目のまわりをぶつけた。こうしたときは様子を見続けず、すぐに眼科などの医療機関へ相談してください。片目だけにこうした変化があるときも同じです。

続くときに相談を考えたい状態

強い痛みや見え方の変化はないけれど、かゆみが続いている、繰り返し気になる、軽い充血や腫れぼったさが続いている、片目だけのかゆみが続いている。こうしたときは、急ぎではなくても眼科への相談を考えてみてください。

どのくらい様子を見ればよいかは、状態によって違います。迷う時点で相談してかまいません。

気になること

相談の急ぎ方の目安

見え方の変化

急に変わったときは、すぐに医療機関へ。少しずつでも続くときは早めに相談を

痛み

強い痛みは、すぐに医療機関へ。軽くても続くときは相談を

充血・腫れ

急に強く出たときは、すぐに医療機関へ。軽くても続くときは相談を

まぶしさ

目を開けているのがつらいほどなら、すぐに医療機関へ

片目だけ

強い痛みや急な見え方の変化を伴うなら、すぐに医療機関へ。かゆみだけでも続くときは相談を

この表は、急ぎ方を考えるための目安です。当てはまらない場合でも、不安なときは相談してください。

コンタクトを使っているとき、目に何か入ったとき

かゆみの背景に、コンタクトや目に入ったもの、目のまわりをぶつけたことが関わっていることもあります。ここでは、こうした心当たりがあるときに気をつけたいことをまとめます。

コンタクトを使っているとき

コンタクトを使っていて、違和感や充血、痛み、見え方の変化があるときは、コンタクトの使用をやめて、早めに眼科へ相談してください。扱い方は添付文書やパッケージの表示、処方を受けた眼科の指示を優先しましょう。

相談するときは、使っているコンタクトの種類がわかるものや、レンズケースを持っていくと伝えやすくなります。

目に何か入った、ぶつけた心当たりがあるとき

目に何かが入った、洗剤や薬品が飛んだ、目のまわりをぶつけたという心当たりがあるときは、かゆみの程度にかかわらずすぐに医療機関へ相談してください。製品に表示されている対処がある場合は、その表示にも従ってください。

気になるからといって、目をこすったり、指で取ろうとしたりするのは避けましょう。

様子を見るあいだに気をつけたいこと

  • 目元をこすらない、触れる前に手を洗う

  • 目薬は添付文書やパッケージの表示、薬剤師や眼科の指示を優先する

  • セルフケアを続けることを理由に、相談を先延ばしにしない

  • 痛みや見え方の変化が出てきたら、すぐに相談に切り替える

鼻水やくしゃみも一緒に気になるときは、「鼻水と目のかゆみ・涙が同時に気になるときの考え方」も参考になります。

眼科と時間外の相談先

相談したいと思ったときに、どこへ連絡すればよいか迷うこともあります。ふだんから、相談先を調べておくと慌てずにすみます。

眼科の診療時間を確かめる

かかりつけの眼科や、近くの眼科の診療日と受付時間を確かめておきましょう。予約が必要かどうか、電話で相談できるかどうかも、あわせて調べておくと安心です。

夜間や休日に迷ったとき

眼科の診療時間外に、すぐに相談したい状態になったときは、お住まいの自治体が案内している休日・夜間の診療案内や救急の相談窓口を確かめてください。相談窓口の有無や受付時間は地域によって違うため、自治体のホームページなどで事前に確認しておくと役立ちます。

かかりつけの眼科の電話番号や、自治体の休日・夜間の案内ページを、スマートフォンや手帳にあらかじめ控えておくと、迷ったときにすぐ探せます。

気になる状態が続くときは

急ぎではないけれど、かゆみが続く、季節が進むにつれて気になる時間が長くなってきた、日常の作業に集中しにくくなってきた。そんなときは自分で原因を決めず、眼科への相談を考えてみてください。

相談するときは、いつ頃から気になっているか、どんな場面で気になるか、左右どちらか、痛みや見え方の変化があるか、使っているコンタクトや目薬を伝えると話がスムーズです。

受診とセルフケアの組み合わせ方は「セルフケアと通院、どう考える?」、鼻の不調で迷うときは「鼻の不調が長く続くときは:受診を考える目安」でも整理しています。

よくある質問

Q. かゆみだけなら、様子を見てもいいですか?

痛みや見え方の変化、強い充血や腫れ、まぶしさがなく、かゆみだけの場合でも、続くときや繰り返すときは眼科への相談を考えてみてください。迷う時点で相談してかまいません。

Q. 何日くらい様子を見たら相談すればいいですか?

日数で区切るより、続く・繰り返す・迷うと感じた時点で相談してかまいません。強い痛みや急な見え方の変化があるときは、日数にかかわらずすぐに相談してください。

Q. コンタクトをつけたまま様子を見てもいいですか?

違和感や充血、痛み、見え方の変化があるときは、コンタクトの使用をやめて眼科へ相談してください。扱い方は添付文書やパッケージの表示、眼科の指示を優先しましょう。

Q. 夜間や休日に、すぐ相談したい状態になったら?

お住まいの自治体が案内している休日・夜間の診療案内や救急の相談窓口を確かめてください。ふだんから調べて控えておくと、迷ったときに探しやすくなります。

Q. 片目だけかゆいのは、相談したほうがいいですか?

強い痛みや急な見え方の変化を伴うときは、すぐに相談してください。かゆみだけでも続くときは、片目だけでも眼科に相談してかまいません。