まず確認したいこと

手入れの方法を考える前に、いま帰宅後の眼鏡がどこを通っているかを振り返ってみましょう。置く場所・手入れの道具・取扱説明の3つを順に見ていきます。

帰宅後、眼鏡をどこに置いているか

  • 玄関、リビングのテーブル、洗面所など、日によって置き場所が違う

  • 上着のポケットやかばんに入れたまま

  • レンズを下にして置いていることがある

手入れの道具はどうなっているか

  • 眼鏡ふきを、いつ洗ったか覚えていない

  • ケースの内側を、しばらく拭いていない

  • ティッシュや服のすそでレンズを拭くことがある

取扱説明を確かめたことがあるか

眼鏡を買ったときの説明書きや、店で聞いた手入れ方法を覚えているでしょうか。レンズやフレームの素材によって、できる手入れは違います。わからなければ、購入した店に問い合わせるのが確実です。

外から帰った眼鏡に付いているもの

外を歩いたあとの眼鏡には、花粉やほこり、手の脂などが付いていることがあります。レンズは顔のすぐ前にあるので、気になることもあります。

レンズだけでなくフレームにも付く

付くのはレンズの表面だけとは限りません。フレームのつるや鼻当て、レンズとフレームの境目など、細かいすき間にもほこりがたまりやすくなります。

置いた場所に移っていく

帰宅後に眼鏡を置いた場所や、入れたケース・ポケットには、眼鏡に付いていたものが移ることがあります。置き場所が毎日変わると、どこを拭けばいいのかもわかりにくくなります。

外から帰ったあとの過ごし方は、喉の側からも「花粉の時期に喉がかゆい・イガイガするときの考え方」で触れています。

拭き方によってはレンズに負担がかかる

ほこりが付いたまま強くこすると、レンズの表面を傷めることもあるかもしれません。取扱説明に拭き方や順番が書かれている場合は、自分の眼鏡の取扱説明を基準にします。

帰宅後の手入れと保管の流れ

ここからは、帰宅してからしまうまでの流れを紹介します。体の変化を約束するものではなく、外出用品を気持ちよく使うための習慣として、できそうなところから取り入れてみてください。

タイミング

すること

帰宅してすぐ

決めた場所に、レンズを上にして置く

手を洗ったあと

取扱説明どおりにレンズとフレームを手入れする

しまうとき

ケースに入れて、置き場所に戻す

週に一度など決めた日

眼鏡ふきを洗い、ケースの内側を拭く

帰宅時に置く場所を決める

玄関や洗面所の近くに、眼鏡専用の小さなトレイを用意しておく方法があります。置き場所がひとつに決まっていれば、リビングのテーブルやソファに持ち込まずにすみます。

置くときは、レンズが台に触れないよう、レンズを上にして置きます。

レンズとフレームは取扱説明どおりに

  • 手入れの前に、自分の手を洗っておく

  • 拭き方・洗えるかどうか・使ってよい洗浄剤は、取扱説明や購入した店の案内に従う

  • 手持ちの消毒用品や洗剤を、表示を確かめずに使わない

  • 鼻当てやつるの付け根など、フレームの細かい部分も見ておく

花粉用の眼鏡やカバー付きの眼鏡は、ふだんの眼鏡と手入れのしかたが違う場合もあります。分からないところは、購入した店で聞いてみてください。

ケースと眼鏡ふきを清潔に保つ

眼鏡をきれいにしても、しまうケースや拭くクロスが汚れていては、もとに戻ってしまいます。ケースの内側をときどき拭き、眼鏡ふきは表示に沿って洗う日を決めておきましょう。

眼鏡ふきを何枚か用意して、外出用と家用を分けておくのもひとつの方法です。

マスクなど一緒に使ったものも片づける

眼鏡と一緒にマスクや帽子を使った日は、同じ場所でまとめて片づけると、流れが途切れにくくなります。マスクと一緒に着けるときの注意は、「マスクやメガネと鼻のムズムズ:快適に過ごす工夫」も参考になります。

眼鏡ふきを洗った日、ケースを拭いた日など、手入れした日だけをメモしておくと、次にいつ手入れするかを決めやすくなります。

気になる状態が続くときは

この記事で扱っているのは、眼鏡という道具の手入れです。目そのものを洗う話とは別のものです。目の違和感が続くときは、自分だけで判断せず、眼科に相談することを考えてみてください。

目薬や洗眼用の液などを使う場合は、添付文書やパッケージの表示、眼科・薬剤師の指示を優先してください。見え方が急に変わった、強い痛みや充血、まぶたの腫れがあるといったときは、様子を見ずにすぐに眼科などの医療機関を受診してください。

鼻水と一緒に目のかゆみや涙が気になる方は、「鼻水と目のかゆみ・涙が同時に気になるときの考え方」も参考にしてみてください。

よくある質問

Q. 帰宅したら眼鏡はすぐ拭いたほうがいいですか?

まず決めた場所にレンズを上にして置き、手を洗ってから取扱説明どおりに手入れする、という順番がひとつの考え方です。拭き方や洗い方は眼鏡ごとに違うので、取扱説明を基準にしてください。

Q. 眼鏡は水で洗ってもいいですか?

レンズやフレームの素材によって違います。洗えるかどうか、使ってよい洗浄剤は、取扱説明や購入した店の案内で確かめてください。

Q. 家にある消毒用品で拭いてもいいですか?

表示を確かめずに使うのは避けましょう。素材によっては合わないものもあるため、使ってよいものかを取扱説明や店で確認してから使ってください。

Q. 眼鏡ふきやケースはどのくらいで手入れすればいいですか?

週に一度など、自分で続けやすい日を決めておくのがおすすめです。眼鏡ふきの洗い方は、クロスの表示に沿ってください。

Q. 眼鏡の手入れをしても目の違和感が続くときは?

眼鏡の手入れは道具を清潔に使うための習慣で、目の状態を判断するものではありません。違和感が続くときは眼科に相談し、見え方の急な変化や強い痛みがあるときは、すぐに医療機関を受診してください。