まず確認したいこと

「出たり消えたり」と一口に言っても、波の単位は人によって違います。まずは次の3つを、思い出せる範囲で振り返ってみましょう。

波はどの単位で来るか

  • 一日のなかで、時間帯によって出たり消えたりする

  • 日によって、気になる日と気にならない日がある

  • 週や季節によって、気になる時期とそうでない時期がある

出る日と出ない日で、何が違ったか

  • いた場所(家・職場・車・外)は同じだったか

  • 前の晩の眠りや、その日の話す量はどうだったか

  • 部屋の冷暖房や窓の開け閉めに違いはあったか

  • 雨の日や天気が崩れる前の日だったか

すぐに答えが出なくてもかまいません。違いを探す目線を持っておくだけで十分です。

波の大きさや間隔は変わっていないか

出ている時間が長くなってきた、間隔が短くなってきた、ということはないでしょうか。消えている時間があるかどうかより、全体として続いているか、強くなっているかのほうが大切な手がかりです。

出たり消えたりするときの4つの見方

波のある違和感について、この記事で原因をひとつに決めることはできません。ここでは、出方のパターンを4つの切り口に分けて並べます。複数が重なっていることもよくあります。

時間帯で波がある

朝起きたときだけ、夜になると、夕方から、というように一日のなかで決まった時間に出る場合です。時間帯ごとに、見直したいところが少しずつ違います。

朝が中心なら「朝起きたら喉がイガイガするときの考え方と寝室の工夫」、夜が中心なら「夜になると喉がかゆい・イガイガするときに見直したいこと」で、それぞれの時間帯に絞って整理しています。

場所で波がある

家にいると気になるのに外では平気、職場にいる日だけ気になる、というようにいる場所と一緒に波が動く場合です。場所が変わると、空調や空気の乾き方、ほこりの量、水分をとる回数も変わります。

家の中が気になるなら「家にいるだけなのに喉がイガイガするときに見直したいこと」、職場なら「オフィスで一日中喉が乾くときの工夫」が近い内容です。

過ごし方で波がある

よく話した日、眠りが浅かった日、気を張る予定が続いた日など、その日の過ごし方と波が重なることもあります。

話す量が気になる方は「話していると喉がイガイガするときの工夫(仕事・接客)」、眠りとの重なりが気になる方は「睡眠不足が続くと喉がイガイガする気がするときの考え方」もあわせてどうぞ。

天気が崩れる日に波がある

雨の日や台風が近づいている日に限って気になる気がする、と感じることもあるかもしれません。ただ、天気と喉の感じ方の関係ははっきりしていません。天気が原因だと決めつけず、その日の部屋の過ごし方と分けて見ることをおすすめします。

天気が崩れる日は、窓を閉め切る、洗濯物を部屋に干す、家にいる時間が長くなるなど、部屋の過ごし方も一緒に変わりやすい日です。鼻の側の話は「天気や気圧の変化と鼻づまりの関係——梅雨・雨の日に気になる人へ」で扱っています。

「気にならない日があった」こと自体も、出る日との違いを探す材料になります。何もなかった日も、ひとこと残しておくと比べやすくなります。

波とつきあうための工夫

ここからは、波のある違和感と向き合うための工夫です。体の変化を約束するものではなく、自分の傾向をつかむための選択肢として、できそうなものから試してみてください。

波の出方

まず見直すところ

決まった時間帯に出る

その時間の前にいた部屋の空気・寝室の環境

決まった場所で出る

その場所の空調・風・ほこり・飲み物の置き場所

過ごし方と重なる

話す量・眠り・休憩のとり方

天気が崩れる日に出る

窓の開け閉め・室内干し・冷暖房の使い方

出る日と出ない日を一行で残す

波があるときほど、記憶だけで比べるのは難しくなります。「いつ・どこで・何をしていたか」を一行だけ書いておくと、あとから並べて見られます。

書き方の具体例は「喉の違和感を記録してみる:いつ・どこで・何をしたか」にまとめています。

天気の日は「天気」と「部屋」を分けて書く

雨や台風の日に気になる気がするなら、天気の欄とは別に、窓を閉め切っていたか、部屋に洗濯物を干したか、冷暖房をどう使ったかも書き添えてみましょう。

分けておくと、自分で手を入れられるところがどこかを考えやすくなります。

波が出やすい場面に先回りする

  • 出やすい時間帯の前に、手元に飲み物を用意しておく

  • 出やすい場所では、風が顔に直接当たらない席を選ぶ

  • 話す予定が続く日は、合間に黙って休む時間をつくる

部屋の空気の目安を知りたい方は「部屋の湿度はどれくらい?喉の乾きが気になる人の湿度の目安と測り方」が参考になります。

一度に全部を変えない

同時にいくつも変えると、何が自分に合っていたのかわからなくなります。ひとつ変えたら数日ようすを見るくらいで十分です。

無理をしない

出ている日は、長く話す用事を少し減らす、早めに休むなど、その日の予定をゆるめるのもひとつの過ごし方です。

喉の痛み・咳・熱っぽさ・飲み込みにくさ・声のかすれを伴うときは、この記事の範囲ではありません。波があるかどうかにかかわらず、専門家への相談を考えてみてください。

気になる状態が続くときは

消えている時間があっても、何週間もくり返している、出ている時間が長くなってきた、間隔が短くなってきた——。そんなときは、波があることを理由に様子を見続けなくてかまいません。

耳鼻咽喉科などの専門家に相談することを考えてみてください。相談先の選び方や伝えたいことは「喉のイガイガが続くときの受診の目安」にまとめています。出る日と出ない日の一行メモは、相談のときに状況を伝える手がかりにもなります。

よくある質問

Q. 喉のイガイガが出たり消えたりするのはなぜですか?

時間帯・いる場所・その日の過ごし方・天気の日の部屋の様子など、日によって変わる条件と重なっていることがあります。出る日と出ない日の違いを比べてみるのがひとつの方法です。

Q. 消えている時間があるなら、様子を見ていて大丈夫ですか?

消えている時間があることは、相談しなくてよい理由にはなりません。何週間もくり返している、出ている時間が長くなってきた、ほかの変化が加わったというときは、「喉のイガイガが続くときの受診の目安」を参考に相談を考えてみてください。

Q. 雨の日や台風の日に気になる気がします。天気のせいですか?

天気のせいとは言い切れません。天気が崩れる日は、窓を閉め切る・部屋に洗濯物を干すなど部屋の過ごし方も変わりやすいので、「天気」と「部屋の様子」を分けて振り返ってみるのがおすすめです。

Q. 痛みや咳が出てきたときはどうすればいいですか?

痛み・咳・熱っぽさ・飲み込みにくさを伴う場合は、この記事で扱っている「波のある違和感」とは別の話になります。自己判断で様子を見続けず、専門家への相談を検討してください。