まず確認したいこと
まず、いまの使い方を振り返ってみましょう。当てはまるものはありますか。
空気清浄機を部屋の隅や家具のすき間に置いている
吹き出す 風が、座っている場所や寝ている顔のほうへ向いている
フィルターやプレフィルターを最後に手入れした日を覚えていない
空気清浄機をつけているから、と掃除や換気の回数が減っている
暖房や冷房と一緒に長い時間つけている
当てはまったものが見直しの入口です。どれも当てはまらない場合は、機器以外の条件に目を向けてみてください。
部屋の中を順番に点検したい方は「家にいるだけなのに喉がイガイガするときに見直したいこと」も参考になります。
空気清浄機があっても喉が気になる背景
「 空気清浄機があるのにどうして」と感じますよね。ここで原因をひとつに断定することはできませんが、よく挙げられる考え方を4つ並べてみます。
空気清浄機は空気を動かす機器
空気清浄機は部屋の空気を吸い込み、吹き出して循環させる機器です。加湿機能がついていない機種もあり、その場合は部屋の乾き具合はそのままということになります。
空気がきれいになっているかどうかと、空気がうるおっているかどうかは別の話です。喉の乾きが気になる方は、部屋の湿度にも目を向けてみると手がかりが見つかることがあります。湿度の見方は「部屋の湿度はどれくらい?喉の乾きが気になる人の湿度の目安と測り方」で整理しています。
風が体に当たり続けている
空気清浄機は長い時間動かすことが多い機器です。吹き出し口の近 くに座っていたり、寝ている顔のほうへ風が向いていたりすると、弱い風でも長く当たり続けることになります。
顔や喉のあたりに風が当たり続けることで、乾きを感じる人もいると言われています。
置き場所が部屋に合っていない
壁や家具にぴったり寄せている、カーテンの陰に隠れている、部屋の広さに対して離れた場所に置いている。こうした置き方だと、空気の通り道がふさがれている場合があります。
適した置き場所や向きは機種によって違うため、取扱説明書の置き方の項目をあらためて確認してみるのがおすすめです。
手入れの間隔があいている・機器以外の条件
フィルターやプレフィルターにほこりがたまったままだと、ほこりを集める働き(集じん性能)が落ちる原因になると、メーカーも説明しています。手入れの方法や交換の目安は機種ごとに決められているので、取扱説明書に沿って確認してみてください。
出典: シャープ 公式サイト「自動掃除パワーユニット|加湿空気清浄機」
また、空気清浄機があっても、床や寝具、カーテンにたまったほこりがなくなるわけではありません。ほこりっぽい場所での違和感については「ほこりっぽい場所で喉がムズムズするときの考え方」で扱っています。
喉の痛み・咳・熱っぽさ・声のかすれを伴っているときは、この記事の範囲ではありません。機器の見直しを重ねるより、専門家への相談を考えてみてください。
置き方と使い方で見直したいこと
ここからは、いまある空気清浄機のまま試せる見直しを紹介します。体の変化を約束するものでは なく、部屋で過ごしやすくするための選択肢として、できそうなものから試してみてください。
まず、気になる場面と見直すところを表にまとめます。
こんなときに気になる | まず見直すところ |
空気清浄機の近くに座っているとき | 置き場所・風の向き |
暖房・冷房をつけている季節 | 部屋の湿度・加湿との組み合わせ |
使い始めてしばらく経ってから | フィルターなどの手入れ |
掃除のあと・布団を動かしたあと | 掃除の仕方・ほこりの元 |
置き場所と風の向きを変えてみる
壁や家具から少し離し、空気の通り道をふさがない位置に置く
ソファやベッドなど、長く過ごす場所に風が直接向かないようにする
寝室で使うときは、枕元から少し離れた場所に置く
置き場所を変えたら、数日はそのまま過ごして比べてみてください。
手入れの日を決めておく
フィルターやプレフィルターの手入れは、つい後回しになりがちです。月初めや掃除の日など、手入れの日をカレンダーに書いておくと忘れにくくなります。
具体的な手入れの方法や交換の時期は、取扱説明書の記載を優先してください。
湿度と掃除を組み合わせる
空気清浄機だけに部屋の空気をまかせず、湿度の確認や掃除と組み合わせるのもひとつの方法です。加湿器を使っている方で、それでも乾く場合は「加湿器をつけても喉が乾くときに見直したいこと」もあわせてどうぞ。
掃除はほこりが舞いにくいよう、拭き掃除を取り入れたり、寝具をこまめに洗ったりといった行動から始めてみてください。鼻のムズムズも一緒に気になる方は「布団や掃除のときの鼻ムズムズとハウスダストの工夫」も参考になります。
換気もときどき取り入れる
空気清浄機をつけていると、窓を開ける回数が減ることがあります。ときどき窓を開けて空気を入れ替えるのも、部屋の空気を見直すひとつの選択肢です。
置き場所を変えた日、フィルターを手入れした日など、見直した内容と喉の感じをセットでメモしておくと、どこが自分の部屋に合っていたかを振り返りやすくなります。気になる状態が続くときは
置き方や手入れを見直しても何週間も続いている、部屋の外でも違和感が続くようになった、痛みや咳を伴うようになった——。
そんなときは自分だけで判断せず、耳鼻咽喉科などの専門家に相談することを考えてみてください。受診を考える目安は「喉のイガイガが続くときの受診の目安」にまとめています。
鼻のムズムズも一緒に気になっている方は「鼻のムズムズと喉のイガイガが同時に気になるとき」もあわせて読んでみてください。
よくある質問
Q. 空気清浄機をつけているのに喉がイガイガするのはなぜですか?
部屋の乾き、風が体に当たり続けていること、置き場所、手入れの間隔、機器以外のほこりの元などが、よく挙げられる背景です。いくつかが重なっていることもあります。
Q. 空気清浄機で部屋が乾燥することはありますか?
空気清浄機は空気を循環させる機器で、加湿機能のない機種では部屋の湿度は変わりません。ただ、風が当たり続けることで乾きを感じる人もいると言われています。風の向きを変える、湿度を確認するといったところから見直してみてください。
Q. どこに置くのがよいですか?
壁や家具から少し離して空気の通り道をふさがない位置に置き、ソファやベッドなど長く過ごす場所に風が直接向かないようにするのが基本です。細かな置き方は機種や部屋の形によって違うため、取扱説明書の置き方の項目もあわせて確認してください。
Q. 買い替えたほうがよいですか?
買い替えを考える前に、置き場所・風の向き・手入れ・部屋の湿度や掃除といった、いまの機器のまま見直せるところを確かめてみるのがおすすめです。機器の不具合が気になる場合は、購入した店やメーカーの案内を確認してください。
Q. 喉の痛みや咳もあるときはどうすればいいですか?
痛み・咳・熱っぽさを伴う場合は、この記事で扱っている「部屋にいるときの違和感」とは別の話になります。自己判断で様子を見続けず、「喉のイガイガが続くときの受診の目安」を参考に、専門家への相談を検討してください。


