まず確認したいこと

工夫を選ぶ前に、「布団に入った直後か」「掃除中・掃除直後か」「どちらもか」を振り返ってみましょう。場面が特定できると、見直す場所がしぼりやすくなります。

布団に入った直後か

ベッドに横になった瞬間や、寝返りを打ったときに気になるなら、寝具まわりのほこりが関係しているかもしれません。

掃除中・掃除直後か

掃除機をかけているとき、はたきをかけたときに強まるなら、舞い上がったほこりを吸い込みやすい状況にいることが考えられます。

どちらもか

両方で気になるという人は、部屋全体のほこりの量が多めになっている可能性もあります。エアコンの風も気になる場合は「エアコンをつけると鼻がムズムズするときにできる工夫」もあわせて確認してみてください。

考えられる背景

布団や掃除まわりで気になるときは、原因を一つに決めつけず、寝具・掃除の仕方・部屋の湿気を並べて考えてみましょう。

寝具にたまりやすいハウスダスト

布団や枕、シーツには、皮膚のかけらや繊維くずなどが少しずつたまっていきます。こうした細かいちりの総称がハウスダストと呼ばれるものです。毎晩長時間顔を近づける場所だからこそ、気になりやすいと言えます。

掃除で舞い上がるほこり

掃除機のかけ始めやはたきをかけた直後は、床にたまっていたほこりが空気中に舞いやすいタイミングです。窓を閉め切ったまま掃除すると、舞ったほこりが部屋にとどまりやすくなります。

布団の湿気

寝ている間にかいた汗で、布団は思っている以上に湿気を含みます。湿った布団はダニなどが過ごしやすい環境になりやすいとも言われています。

換気不足

寝室の換気頻度が少ないと、ほこりや湿気が部屋にこもりやすくなります。一年を通してムズムズが気になる方は「一年中・毎日鼻がムズムズするときに考えたいこと」も参考にしてみてください。

日常でできる工夫

ここからは今日から取り入れやすい工夫です。すべてを一気にやる必要はなく、できるところから試してみてください。

寝具の手入れ

  • シーツ・枕カバーは週1回程度を目安に洗濯する

  • 布団は天日や布団乾燥機で定期的に湿気を飛ばす

  • 布団を干したあとは、表面を軽く掃除機がけするとちりが残りにくい

掃除の仕方を見直す

やり方

工夫のポイント

掃除の順番

高い場所→低い場所の順にほこりを落としてから掃除機をかける

タイミング

換気しながら、または窓を開けた状態で掃除する

道具

はたきよりも、拭き取り・吸引タイプの道具を選ぶとほこりが舞いにくい

掃除直後は空気中にほこりが残りやすいので、しばらく部屋を離れるか換気を続けるのもひとつの工夫です。

無理をしない

掃除も寝具の手入れも、完璧を目指すと続きません。週末にまとめてやる、気づいたところから少しずつなど、自分の生活リズムに合う頻度を見つけていきましょう。

寝具を洗った日はムズムズが軽くなる気がする、掃除の後は逆に気になる、といった自分なりのパターンをメモしておくと、工夫を選ぶ手がかりになります。

気になる状態が続くときは

寝具の手入れや掃除の仕方を見直してもムズムズ感が続く、夜眠りにくいなど生活に影響が出ている——。

そんなときは自分だけで抱え込まず、耳鼻咽喉科などの専門家に相談することを考えてみてください。詳しくは「鼻の不調が長く続くときは:受診を考える目安」にまとめています。

よくある質問

Q. ハウスダストとは具体的に何を指しますか?

布や皮膚のかけら、細かい繊維くずなど、部屋の中にたまる細かいちり全般を指す言葉として使われています。特定の一つの物質ではなく、複数のものが混ざったものと考えられています。

シーツや枕カバーは週1回程度、布団本体は天日干しや乾燥機で定期的に湿気を飛ばすことが多く挙げられています。生活スタイルに合わせて無理のない頻度を見つけてください。

掃除中は舞い上がったほこりを吸い込みやすい状況になります。換気をしながら掃除する、掃除の直後はしばらく部屋を離れる、といった工夫を試してみてください。

使うかどうかは個人の判断によります。湿気やダニが気になる方は選択肢のひとつとして検討してもよいですが、効果には個人差があり、特定の商品を勧めるものではありません。


参考情報