まず確認したいこと
工夫を考える前に、いまの一日の流れを少しだけ振り返ってみましょう。「いつから気になり始めるか」「その日どう過ごしたか」「続いているか」の3点です。
いつから気になり始めるか
昼食のあと、午後の仕事を始めたころから
夕方、日が傾いてきたころから
仕事を終えて、ひと息ついたときに気づく
気になり始める時間がわかると、その前の数時間に目を向けやすくなります。午後からなら午前中から昼休みまで、夕方からなら日中全体が振り返る範囲です。
その日どう過ごしたか
午前中、飲み物をほとんど口にしなかった
会議や電話、接客などで長く話した
エアコンをつけた部屋に一日いた
昼休みに急いで食べた、話しながら食べた
続いているかどうか
ここ数日だけなのか、何週間も続いているのか。期間によって、様子を見るか相談を考えるかの判断も変わってきます。長く続いている場合については、記事の後半で触れます。
午後から夕方に喉がイガイガしやすい背景
「朝は平気なのに、どうして午後から?」と不思議に感じますよね。ここで原因をひとつに断定することはできませんが、よく挙げられる考え方を4つ並べてみます。
午前中に飲み物が少ないまま過ぎている
朝は支度や仕事の立ち上がりで慌ただしく、気づけば昼までほとんど飲み物を口にしていなかったということがあります。乾く感じが午後になってから表に出てくる、と感じる人もいます。
何をどう飲むかの考え方は「喉のうるおいを保ちたいときの飲み物の選び方」にまとめています。
話す量が積み重なっていく
会議、電話、打ち合わせ、昼休みの雑談。一つひとつは短くても、一日のなかで話す量は少しずつ積み重なっていきます。夕方になるころに喉の違和感として気づく人もいるようです。
話すことが中心の方は「話していると喉がイガイガするときの工夫(仕事・接客)」、通話が続く方は「電話やオンライン会議が続くと喉が乾くときの工夫」も参考になります。
空調の部屋で過ごす時間が長い
オフィスや自宅の部屋で、エアコンをつけた空気を朝から吸い続けていると、同じ空気の中で過ごす時間が午後にかけて長くなっていきます。日差しで室温が上がり、午後から空調が強まる部屋もあります。
職場の空気が気になる方は「オフィスで一日中喉が乾くときの工夫」で、席でできることを紹介しています。
昼休みの過ごし方と一日の疲れ
昼休みに急いで食べたり、食事中に話し続けたりすると、ゆっくり飲み物を口にする間がとりにくくなります。また、夕方は一日の疲れが出てくる時間帯で、気が抜けたときに違和感に気づきやすいと感じる人もいます。
夕方に鼻水も一緒に気になる方は「夕方に鼻水が気になるときの考え方」もあわせて読んでみてください。
喉の痛み・咳・熱っぽさ・声のかすれを伴っているときは、この記事の範囲ではありません。自己判断で工夫を重ねるより、専門家への相談を考えてみてください。
日中の過ごし方でできる工夫
ここからは、日中に取り入れやすい工夫を紹介します。喉の変化を約束するものではなく、一日を過ごしやすくするための選択肢として、できそうなものから試してみてください。
まず、気になり始める時間帯と見直すところを表にまとめます。
気になり始める時間 | まず見直すところ |
昼食後〜午後の始まり | 午前中の飲み物・昼休みの過ごし方 |
午後の会議や作業のあと | 話す量の配分・合間の一口 |
夕方〜仕事終わり | 空調の当たり方・席を立つ回数 |
帰宅してから | 部屋の空気・夜の過ごし方 |
午前のうちに飲む区切りを決める
始業時、午前の休憩、昼食前など、飲むタイミングを先に決めておく
飲み物を机の上の、目に入る場所に置いておく
一度にたくさんではなく、少しずつ口にする
喉が渇いたと感じてから飲むより、時間で区切っておくほうが忘れにくくなります。
昼休みに喉を休める時間をつくる
昼食はゆっくり噛んで食べ、合間に一口飲む。食事のあとに少しだけ、話さずに過ごす時間をつくってみるのもひとつの方法です。
午後の話す量を配分する
長い打ち合わせが続く日は、間に休む時間を入れる
文章で伝えられることは、チャットやメールに置き換える
話す前と話したあとに一口飲む
空調の当たり方と席を立つ回数
エアコンの風が顔や喉に直接当たらない位置に座る、ひざ掛けや羽織りものを用意する、といった工夫があります。風の当たり方は「エアコンの部屋で喉が乾く・イガイガするときの工夫」で詳しく紹介しています。
午後はときどき席を立ち、飲み物を取りに行くなど、体を動かすきっかけにしてみてください。
「午前中に飲んだ回数」「午後の会議の数」「気になり始めた時間」を一日の終わりにひとことメモしておくと、自分の一日のどこを見直せばよいかが見えやすくなります。気になる状態が続くときは
日中の過ごし方を見直しても何週間も続いている、夜や休日まで違和感が残るようになった、痛みや咳を伴うようになった——。
そんなときは自分だけで判断せず、耳鼻咽喉科などの専門家に相談することを考えてみてください。受診を考える目安は「喉のイガイガが続くときの受診の目安」にまとめています。
夜になっても続く方は「夜になると喉がかゆい・イガイガするときに見直したいこと」、気を張る日が続いている方は「緊張や気疲れが続くと喉がイガイガするときの考え方」もあわせて読んでみてください。
よくある質問
Q. 午前は平気なのに、午後になると喉がイガイガしてくるのはなぜですか?
午前中に飲み物が少ないまま過ぎていること、話す量や空調の部屋で過ごす時間が積み重なること、昼休みの過ごし方が、よく挙げられる背景です。まずは昼までの過ごし方を振り返ってみてください。
Q. 夕方や仕事終わりに喉の違和感が強くなるのはなぜですか?
日中の飲み物・話す量・空調の影響が一日ぶん積み重なることに加え、ひと息ついたときに違和感に気づきやすいという面もあると言われています。一日の流れをメモして、どこで積み重なっているかを見てみるのがおすすめです。
Q. 休みの日は気になりません。どう考えればいいですか?
仕事のある日だけ気になる場合は、職場の空気や話す量、飲み物をとるタイミングに手がかりがあるかもしれません。「オフィスで一日中喉が乾くときの工夫」で、席でで きることを紹介しています。
Q. 水を飲んでも午後の乾く感じが変わりません。
飲む量やタイミングだけでなく、空調や話す量など、ほかの条件も重なっている可能性があります。「水を飲んでも喉が乾く感じがするときに見直したいこと」もあわせて確認してみてください。
Q. 喉の痛みや咳もあるときはどうすればいいですか?
痛み・咳・熱っぽさを伴う場合は、この記事で扱っている「日中の過ごし方による違和感」とは別の話になります。自己判断で様子を見続けず、「喉のイガイガが続くときの受診の目安」を参考に、専門家への相談を検討してください。


