まず確認したいこと
ツボ押しを試してみる前に、 いまの自分の状態を少し振り返ってみましょう。「どんな場面で試したいか」「体調に無理のない範囲か」を確認しておくと、心地よい時間として取り入れやすくなります。
どんな場面で試してみたいか
リラックスしたい場面なのか、気分を切り替えたい場面なのか。試したい場面を思い浮かべておくと、無理なく日常に組み込みやすくなります。
初めて試すか、以前から知っているか
初めて試す人は、まずは軽く触れる程度から始めるのがよいでしょう。以前から知っている人も、そのときどきの体調に合わせて力の入れ方を見直してみてください。
体調に無理のない範囲か
発熱しているときや体調がすぐれないとき、皮膚に傷や炎症があるときは、ツボ押しを控えるのが無難です。体調と相談しながら取り入れることを大切にしましょう。
昔から知られてきた鼻まわりのツボ
ツボ押しは、東洋医学の考え方にもとづく養生の知恵として、古くから日本や中国で伝えられてきました。鼻まわりにも、昔からよく知られてきた部位がいくつかあります。
ここで紹介するのは、あくまで「昔からこう言われている」という紹介にとどまるものです。特定の不快感への働きを保証するものではありませんので、その前提で読み進めてください。
ツボの名称 | 位置 | 昔から知られていること |
迎香(げいこう) | 小鼻の両わき、ほうれい線の始まりあたり | 鼻まわりのツボとして古くから紹介されている |
晴明(せいめい) | 目頭のすぐ内側、鼻の付け根に近い部分 | 顔まわりのツボとして養生書に古くから登場する |
印堂(いんどう) | 眉と眉の間、鼻の付け根の上あたり | 気持ちを落ち着けるツボとして紹介されることが多い |
表の位置はあくまで目安です。「押すと必ず不快感がなくなる」というものではなく、昔からの言い伝えとして知っておく程度にとどめておきましょう。押すときに意識したい心地よさ
強さや時間の正解はありません。心地よいと感じる範囲で、指の腹を使って軽く触れる程度から始めてみるのがよいでしょう。
痛 みを感じるほど強く押す必要はなく、深呼吸と合わせてゆったりとした時間を過ごすことを目的にするくらいの気持ちで取り入れてみてください。鼻の通りが気になるときの日常の工夫まとめにも、こうした過ごし方のヒントをまとめています。
日常に取り入れるときの工夫
ツボ押しは、特別な道具を用意しなくても、日常のちょっとした時間に取り入れやすいのが特徴です。ここでは、心地よく続けやすいタイミングをいくつか紹介します。
リラックスできる時間に取り入れる
テレビを見ているとき、寝る前のひととき、朝の身支度の合間など、気持ちに余裕がある時間に取り入れると、心地よさを感じやすいかもしれません。
お風呂上がりなど身体が温まっているときに
身体が温まっているタイミングは、指先の感覚もやわらかくなりやすい時間です。蒸しタオルや入浴を取り入れる工夫については「蒸しタオル・入浴など「温める」工夫と鼻の通り」も参考になります。
あわせて、鼻まわりの状態そのものについて知っておきたい人は「鼻づまりはどうなってる?鼻の中で起きていること」も参考にしてみてください。
無理に強く押さない
強く押せば押すほどよい、というものではありません。指の腹で軽く触れる程度にとどめ、痛みや違和感を感じたらすぐにやめましょう。
爪を立てて押したり、長時間強い力を加えたりするのは避けてください。皮膚が敏感な部分でもあるため、心地よさを基準に加減することが大切です。
気になる状態が続くときは
ツボ押しを日常の習慣として取り入れても、気になる状態が長く続く、あるいは強まっているように感じるときもあるかもしれません。
そんなときは自分だけで抱え込まず、専門家に相談することを考えてみてください。詳しくは「鼻の不調が長く続くときは:受診を考える目安」にまとめています。風邪や花粉によるものか判断に迷う場合は「風邪?花粉?と迷ったときの考え方」も参考になります。
よくある質問
Q. ツボを押すと鼻づまりは良くなりますか?
ツボ押しは昔から伝わる養生の知恵のひとつであり、効果を保証するものではありません。心地よさを楽しむセルフケアの時間として取り入れるものと考えてください。
Q. どのくらいの強さで押せばいいですか?
決まった正解はありません。心地よいと感じる範囲で、指の腹を使って軽く触れる程度から始めるのがよいでしょう。痛みを感じる強さは避けてください。
Q. 毎日やってもいいですか?
体調に無理のない範囲であれば、日常の習慣として取り入れている人もいます。体調がすぐれないときや皮膚に違和感があるときは控えるようにしましょう。
Q. 効果を感じないときはどうすればいいですか?
感じ方には個人差があります。無理に続ける必要はなく、心地よく感じられる別の過ごし方を探してみてください。気になる状態が続くときは「受診を考える目安」も参考に、専門家への相談を考えてみてください。


