まず確認したいこと
工夫を考える前に、自分がどんな場面で感じているかを振り返ってみましょう。「いつ」「どんな場所で」「続いているか」を押さえておくと、以降の内容が読みやすくなります。
いつ気になるか——外から室内に入った直後なのか、室内に長時間いるときなのか
どんな場所で気になるか——オフィスや電車など冷房がきいた場所が中心なのか
続いているかどうか——その日だけなのか、夏の間ずっとなのか
ここで答えを決める必要はありません。冷房がきいた場所との関係に心当たりがあるかどうかを、まず確認してみてください。
この時期に考えられる背景
7〜8月にムズムズを感じやすいという声は、この時期特有の話としてよく聞かれます。ここでは、重なっていそうな要素を分けて整理します。ひとつの原因に絞ることはしません。
室内と屋外の温度差
強い日差しの屋外と、冷房がきいた室内とでは、短時間で大きな温度差にさらされることになります。この切り替わりの大きさが、この時期特有の場面のひとつです。
冷房の風とその使い方
冷房の風が直接あたる席で長時間過ごすと、その場所だけ体感が変わりやすいことがあります。オフィスや電車など、自分で調整しづらい環境では特に意識しにくい点かもしれません。
空気の乾燥
冷房がきいた部屋は、湿度が低くなりやすい傾向があります。屋外のじめっとした空気から一転して、室内では乾いた空気に触れることになります。
その日の体調
寝苦しい夜が続いたり、暑さで疲れがたまっていたりする時期でもあります。ここまでの要素はどれも同時に起こりうるもので、決めつける必要はありません。
7〜8月は室内外の温度差・冷房の風・空気の乾燥が同時に重なる時期です。「冷房のせいだ」と決めつけず、いくつかの要素が絡んでいると捉えておくとよさそうです。日常でできる工夫
原因を特定できなくても、過ごし方を整えることはできます。ここで紹介するのは体の変化を約束するものではなく、冷房との付き合い方を中心とした段取りです。設定温度そのものについては、職場や家庭の環境によって異なるため、ここでは具体的な数値には触れません。
室内で意識する
気になる場面 | 試してみたい工夫 |
冷房の風が直接あたる席 | 可能であれば風向きを変えるか、席の位置を調整する |
冷房がきいた室内 | 薄手の羽織るものを持ち 歩いておく |
乾燥が気になるとき | デスクまわりに小さな加湿アイテムを置く |
外出時に意識する
屋外から室内に入る前、ドアの手前でひと呼吸置く
汗をかいたままの状態で冷房がきいた場所に長くいない
水分をこまめにとり、体調の波を大きくしすぎないようにする
無理をしない
冷房がきいた場所に長時間居続けると、体感の切り替えも増えていきます。ときどき席を立って体を動かすなど、環境を固定しすぎない工夫も考えてみてください。
この時期に限らずムズムズが強まっている、あるいは日常生活に支障を感じているときは、自己判断で対処を重ねず、専門家への相談を検討してください。
気になる状態が続くときは
工夫を続けても冷房の効いていない場所でも気になる、生活に影響が出ていると感じるときは、ひとりで抱え込まずに耳鼻咽喉科などの専門家に相談してみてください。
相談を考えるタイミングは「鼻の不調が長く続くときは:受診を考える目安」にまとめています。同じ夏の時期、鼻水のほうが気になる方は「夏に鼻水が気になるのはなぜ?冷房シーズンの考え方」もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 夏に鼻がムズムズするのはなぜですか?
この記事で原因をひとつに特定することはできません。室内と屋外の温度差、冷房の風、空気の乾燥など、この時期に重なりやすい要素をいくつか整理してご紹介しています。
Q. 冷房の設定はどうすればいいですか?
職場や家庭によって環境が異なるため、この記事では具体的な設定温度をお伝えしていません。風向きを変える、羽織るものを用意するなど、自分で調整しやすい工夫から試してみてください。
Q. 電車やオフィスなど外出先の冷房が気になるときはどうすればいいですか?
自分で温度を調整しづらい環境では、薄手の羽織るものを持ち歩く、風が直接あたる席を避けるといった工夫が取り入れやすいものです。
Q. 夏の終わりになっても気になるときはどうすればいいですか?
季節が変わっても状態が続く、あるいは強まっていると感じるときは、無理に自己対処を重ねず、専門家への相談を検討してください。


