まず確認したいこと

試着に行く前に、いまの組み合わせで何に困っているかを整理しておきます。困りごと・使う場面・使うマスクの3つがわかると、店で確かめる順番が決めやすくなります。

どんなことに困っているか

  • 息を吐くたびに、レンズが下のほうから曇る

  • マスクの上に眼鏡が乗って、眼鏡が浮いたりずれたりする

  • 階段や段差で、足元が見えにくい

  • 耳に眼鏡のつるとマスクのひもが重なって、耳の後ろが気になる

どんな場面で使うか

  • 駅まで歩く、階段を上り下りする

  • 電車の中や店の中で、人と話す

  • 自転車に乗る、荷物を持って歩く

どのマスクを使うか

形や大きさの違うマスクを使い分けている人は、いちばんよく使うマスクを基準にします。試着のときは、そのマスクを持って行くのがおすすめです。

眼鏡とマスクが重なるところ

ここでは、眼鏡とマスクを同時に着けたときにだけ起きることを見ていきます。

鼻のまわりで上下に重なる

眼鏡の鼻当てと、マスクの上の縁は、どちらも鼻すじのあたりに来ます。マスクの縁が鼻当ての下に入るか、上に乗るかで、眼鏡の高さやかかり方が変わることがあります。

目のまわりを覆う形の眼鏡は、下の縁が頬に近いぶん、マスクと触れやすいこともあります。

吐いた息が上に抜ける

マスクの上の縁と鼻のあいだにすき間があると、吐いた息がそこから上に抜けて、レンズに当たることがあります。話しているときや、階段で息が上がったときに曇りやすいと感じる人もいます。

動くとずれる・視界が変わる

立ち止まっているときは問題なくても、歩いたり下を向いたりすると、眼鏡が下がったり、マスクのふくらみが足元の視界にかかったりすることがあります。鏡の前だけでは気づきにくいところです。

試着で見たい組み合わせ

ここからは、試着のときに確かめたい項目です。体の変化を約束するものではなく、外で過ごす時間を快適にするための確認の目安として読んでください。

確かめること

試着での見方

重なる位置

マスクの縁を鼻当ての下・上の2通りで着けて、眼鏡の高さを比べる

曇り

ふつうの呼吸、話す、少し強めに息を吐く、の3つで見る

歩いたときの視界

店内を歩き、足元と左右を見る

着け外し

眼鏡とマスクをどちらから外すか、片手でできるか

重なる位置を2通り試す

マスクを着けた状態で眼鏡をかけ、マスクの上の縁が鼻当ての下に入る場合と、上に乗る場合の両方を試してみます。眼鏡が浮かないか、目とレンズの距離が変わりすぎないかを見ます。

マスクの鼻の部分の合わせ方は、マスクのパッケージの説明に沿ってください。切ったり折り曲げたりするなど、表示にない使い方は避けましょう。

息を吐いて曇りを見る

ふつうに呼吸する、店員さんと話す、少し強めに息を吐く。3つの場面でレンズの曇り方を見ておくと、通勤や会話のときの様子を想像しやすくなります。

マスクを着けているときの息苦しさや口の中の乾きが気になる方は、「マスクの中で喉が乾く・イガイガするときの工夫」も参考になります。

歩いて視界を確かめる

店の中で少し歩き、足元・左右・振り返ったときの見え方を確かめます。階段や段差の多い道を歩く人は、下を見たときにフレームやマスクが視界にかからないかを見ておきましょう。

着け外しの順番を決めておく

飲み物を飲むとき、店に入ったときなど、マスクと眼鏡を外す場面はよくあります。どちらから外して、どこに置くかを決めておくと、慌てずにすみます。

試着した組み合わせごとに、マスクの種類・重ねた位置・曇り方・歩いたときの見え方をメモしておくと、あとで比べやすくなります。

鼻まわりの当たり方や、マスクとメガネの使い方全般は「マスクやメガネと鼻のムズムズ:快適に過ごす工夫」で触れています。

気になる状態が続くときは

組み合わせを見直しても目の違和感が続く、眼鏡をかけていない時間も気になる——。そんなときは自分だけで判断せず、眼科に相談することを考えてみてください。

見え方が急に変わった、強い痛みや充血、まぶたの腫れがあるといったときは、様子を見ずにすぐに眼科などの医療機関を受診してください。マスクを着けていて息苦しいときは、無理に着け続けず、周りに人のいない場所で外して休んでください。息苦しさが強い・おさまらないときは、すぐに医療機関に相談してください。

よくある質問

Q. マスクは眼鏡の下と上、どちらに重ねればいいですか?

試着のときに2通りとも試して、眼鏡が浮かないか、曇り方がどう違うかを比べてみてください。顔の形や眼鏡・マスクの形によって、合う重ね方は変わります。

Q. 曇らないようにマスクを加工してもいいですか?

マスクを切ったり、鼻の部分を表示にない形に折ったりするのは避けましょう。マスクの合わせ方はパッケージの説明に沿い、そのうえで重ね方や眼鏡の形を見直すのがひとつの考え方です。

Q. 試着にマスクを持って行ったほうがいいですか?

はい、ふだんいちばんよく使うマスクを持って行くのがおすすめです。眼鏡だけで試着すると、組み合わせたときの曇りやずれに気づきにくいためです。

Q. 歩くと眼鏡がずれてきます。

マスクの縁に眼鏡が乗っていると、動いたときにずれやすくなることがあります。重ねる位置を変えて店内を歩いてみる、眼鏡のかかり方を店で相談してみる、といった確認をしてみてください。

Q. 眼鏡とマスクを使っても目の違和感が続くときは?

眼鏡やマスクは外で過ごすときの選択肢のひとつです。違和感が続くときは眼科に相談し、見え方の急な変化や強い痛みがあるときは、すぐに医療機関を受診してください。