まず確認したいこと

店に行く前に、眼鏡をかける場面を書き出しておくと、形を絞り込みやすくなります。どこで、どのくらい、何をしながらの3つを思い浮かべてみてください。

どこでかけるか

  • 駅までの徒歩や、自転車での通勤・通学

  • 庭の手入れや洗濯物を干すなど、家のまわりの作業

  • 公園や行楽地など、長く外にいる日

  • 職場や店の中でも、かけたまま過ごしたいか

どのくらいの時間かけるか

外にいる数分だけなのか、一日中かけっぱなしなのか。かけている時間が長いほど、重さや耳・鼻への当たり方が気になりやすくなります。

いま眼鏡やコンタクトを使っているか

  • ふだんから度付きの眼鏡をかけている

  • コンタクトレンズを使っている日がある

  • 眼鏡は使っていない

この3つで、選べる形や確かめるところが変わってきます。

花粉の時期に使われる眼鏡の形

花粉の時期には、目のまわりを覆うつくりの眼鏡を使う人もいます。ここでは、形ごとの違いを大まかに並べます。どの形でも、花粉がまったく目に入らなくなるわけではありません。

形

覆う範囲と使い勝手の傾向

ふだん使いに近い形

見た目は自然で軽め。レンズのまわりにすき間がある

縁にカバー(フード)が付いた形

上や横のすき間を覆う。ふだんの眼鏡に近い見た目のものもある

ゴーグルに近い形

目のまわりを広く囲む。重さや圧迫感、曇りやすさを確かめたい

度付き眼鏡の上からかける形

手持ちの眼鏡と重ねて使う。重ねたときの重さと視野を確かめたい

覆う範囲が広い形ほど、横からのすき間は少なくなる一方で、視野の端が狭く感じたり、曇りが気になったりすることがあります。何を優先するかは、かける場面によって変わります。

性能について書かれた数字がある場合は、どんな条件で調べた結果なのかを製品の説明で確かめてみてください。

選ぶときの確認点

ここからは、店頭で確かめたいポイントです。体の変化を約束するものではなく、外で過ごす時間を快適にするための選び方の目安として読んでください。

覆う範囲と視野のバランス

試着したら、正面だけでなく横や足元を見たときの視界も確かめます。フードやフレームの縁が視界の端にかかって、気になることがあるかもしれません。

自転車や車の運転、駅の階段など、横や下を確かめる場面でかける予定なら、視野の広さを優先して選ぶのもひとつの考え方です。

度付き眼鏡との併用

ふだん眼鏡をかけている人には、度付きで作れる花粉用の形を選ぶ方法と、手持ちの眼鏡の上から重ねる形を選ぶ方法があります。

  • 重ねる形は、ふだんの眼鏡をかけたまま試着して、フレーム同士が当たらないか見る

  • 度付きで作る場合は、いまの度が合っているかもあわせて店や眼科で相談する

  • コンタクトの日に使う場合は、コンタクトの扱いは眼科や購入先の指示を優先する

顔に合うか・かけ心地

  • こめかみや耳の後ろが締めつけられる感じがないか

  • うつむいたり、頭を左右に振ったりしても、ずれにくいか

  • 鼻に当たる部分が痛くならないか

長くかける予定なら、店の中で数分かけたまま歩いてみると、重さや当たり方がわかりやすくなります。鼻まわりの当たり方については「マスクやメガネと鼻のムズムズ:快適に過ごす工夫」でも触れています。

曇りと手入れのしやすさ

覆う範囲が広いほど、息や温度差で曇りが気になる場面が増えることがあります。ふだん使うマスクを持って行き、着けた状態でも試着しておくと安心です。

帰宅後の拭き方や洗い方は、素材によって違います。購入するときに、取扱説明でどう手入れするかを確かめておきましょう。

試着の前に、かける場面・時間・ふだんの眼鏡やコンタクトの有無を書き出して店員さんに伝えると、候補を絞り込んでもらいやすくなります。

気になる状態が続くときは

眼鏡は、外で過ごすときの選択肢のひとつです。眼鏡を使っていても目の違和感が続く、季節を問わず気になる——。そんなときは自分だけで判断せず、眼科に相談することを考えてみてください。

見え方が急に変わった、強い痛みや充血、まぶたの腫れがあるといったときは、様子を見ずにすぐに眼科などの医療機関を受診してください。目薬などを使う場合は、添付文書や眼科・薬剤師の指示を優先してください。

くしゃみと一緒に目のかゆみが気になる方は「くしゃみと目のかゆみが同時に気になるときにできること」も参考にしてみてください。

よくある質問

Q. 花粉の時期の眼鏡は、どの形を選べばいいですか?

自転車や車の運転、駅の階段など横や下を確かめる場面でかけるなら、視野の広さを優先するのがひとつの考え方です。長い時間かけるなら、重さや耳・鼻への当たり方を試着で確かめて選びます。ふだん眼鏡をかけている人は、度付きで作れる形か、上から重ねる形かも選ぶ材料になります。

Q. 花粉用の眼鏡をかければ、花粉は目に入りませんか?

どの形でも、まったく入らなくなるわけではありません。性能について数字が書かれている場合は、どんな条件で調べた結果かを製品の説明で確かめてみてください。

Q. ふだん眼鏡をかけています。どうすればいいですか?

度付きで作れる形を選ぶ方法と、手持ちの眼鏡の上から重ねる形を選ぶ方法があります。ふだんの眼鏡を持って試着し、重ねたときの重さや当たり方を確かめてみてください。

Q. 眼鏡が曇るのが気になります。

覆う範囲が広い形ほど、曇りが気になる場面が増えることがあります。ふだん使うマスクを着けた状態でも試着して、曇り方を確かめておくのがおすすめです。

Q. 眼鏡を使っても目の違和感が続くときは?

眼鏡は選択肢のひとつで、目の状態を判断するものではありません。違和感が続くときは眼科に相談し、見え方の急な変化や強い痛みがあるときは、すぐに医療機関を受診してください。