まず確認したいこと
工夫を考える前に、いまの状態を少しだけ振り返ってみましょう。「どんな日に気になるか」「どれくらい外にいたか」「帰ってからどのくらい続くか」「続いているか」の4点を見ておくと、このあとの内容を自分の暮らしに当てはめやすくなります。
どんな日に気になるか
外に出た日はいつも気になるのか、特定の天気の日に強いのか。次のような日を思い出してみてください。
風が強く、顔に風が当たり続けた日
空気がからっと乾いていた日
冷たい風の中を歩いた日
日差しの強い中を、飲み物を持たずに歩いた日
花粉の時期に重なって気になる方は「花粉の時期に喉がかゆい・イガイガするときの考え方」も参考になります。
どれくらい外にいたか
駅までの数分なのか、何十分も歩いたのか。急ぎ足だったのか、ゆっくり歩いたのか。外にいた時間と歩くペースも手がかりになります。
ランニングや運動のあとに気になる方は「運動中やランニングで喉がヒリヒリするときの工夫」で扱っています。
帰ってからどのくらい続くか
家に入ってしばらくすると気にならなくなるのか、夜まで残るのか。この記事が扱うのは、外から帰ったあとに気づく違和感です。
外に出ていない日も家の中で気になる方は「家にいるだけなのに喉がイガイガするときに見直したいこと」のほうが近い内容です。
続いているかどうか
風の強い日だけの一時的なものか、天気に関係なく何週間も続いているのか。期間によって、様子を見るか相談を考えるかの判断も変わってきます。
外を歩いたあとに喉がイガイガしやすい背景
「外に出ただけなのに」と感じる理由を、ここでひとつに断定することはできません。よく挙げられる考え方を3つ並べてみます。
風や乾いた空気にふれ続ける
風の強い日は、顔や口元に空気が当たり続けます。
外を歩くあいだ、乾いた空気を吸い続けることが、帰宅後の喉の感じ方につながる場合があると言われています。
歩いているうちに口で息をしている
急ぎ足で歩いたとき、坂道や階段をのぼったとき、歩きなが ら人と話したとき。呼吸が速くなると、知らないうちに口で息をしていることがあります。
口から吸った空気は喉に直接当たりやすいため、外の空気の状態がそのまま喉の感じ方につながることもあるようです。
外にいるあいだ、水分をとっていない
外出中は、飲み物を口にするタイミングがなかなかありません。家にいるときはこまめに飲んでいても、外では何十分も飲まずに過ごしていることがあります。
外にいるあいだ、どれくらい飲み物を口にしていたかも振り返ってみてください。外にいた時間が、そのまま水分をとらない時間になっていることがあります。
喉の痛み・咳・熱っぽさ・声のかすれ・息苦しさを伴っているときは、この記事の範囲ではありません。自己判断で工夫を重ねるより、専門家への相談を考えてみてください。
帰宅後と次に出かけるときの工夫
ここからは、取り入れやすい工夫を紹介します。体の変化を約束するものではなく、外から帰ったあとを過ごしやすくするための選択肢として、できそうなものから試してみてください。
こんなときに気になる | まず見直すところ |
風の強い日に歩いたあと | 口元の覆い方・歩く道 |
急ぎ足で歩いたあと | 出かける時間・歩くペース |
長く外にいたあと | 飲み物の持ち歩き・帰宅後のひと口 |
帰宅後もしばらく続く | 部屋の空気・帰ってからの過ごし方 |
帰ってすぐ:ひと息ついて、ひと口飲む
家に着いたら、まずは座ってひと息つく。そして、常温の水などをひと口ずつ飲む。帰宅後の最初の数分を、ひと息つく時間にあててみる考え方です。
どんな飲み物を選ぶかは「喉のうるおいを保ちたいときの飲み物の 選び方」で扱っています。
帰ってすぐ:上着と身のまわりを整える
上着は玄関で脱いで掛け、部屋の奥まで持ち込まない
手を洗い、うがいの習慣がある方はうがいもする
風で乱れた髪を整える、顔を洗うなど、帰ったときの流れを決めておく
うがいの回数やタイミングは「うがいとのつきあい方(回数・タイミング・喉の乾き)」にまとめています。
部屋で過ごす:乾いた部屋で過ごし続けない
外で乾いた空気にふれたあと、乾いた部屋でそのまま過ごすことになっていないかも見直してみてください。加湿器を置く、濡らしたタオルを室内に干すといった方法があります。
湿度の目安や測り方は「部屋の湿度はどれくらい?喉の乾きが気になる人の湿度の目安と測り方」で扱っています。
次に出かけるとき:風を受けにくくする
風の強い日は、マフラーやストール、マスクで口元を覆う
時間に余裕をもって出て、急ぎ足にならないようにする
ふた付きの飲み物を持ち歩き、信号待ちなどでひと口飲む
風の当たりにくい道や、建物の中を通れる道を選ぶ
マスクの中で喉が乾く感じがある方は「マスクの中で喉が乾く・イガイガするときの工夫」も参考になります。
喉が気になった日に、「その日の風や天気」「外にいた時間」「歩くペース」をセットでメモしておくと、自分がどんな外出のあとに気になりやすいかが見えやすくなります。書き方は「喉の違和感を記録してみる:いつ・どこで・何をしたか」を参考にしてください。気になる状態が続くときは
外に出ていない日も何週間も違和感が続いている、帰宅後いつまでも気になる、痛みや咳、息苦しさを伴うようになった——。
そんなときは自分 だけで判断せず、耳鼻咽喉科などの専門家に相談することを考えてみてください。受診を考える目安は「喉のイガイガが続くときの受診の目安」にまとめています。
鼻のムズムズも一緒に気になっている方は「鼻のムズムズと喉のイガイガが同時に気になるとき」もあわせて読んでみてください。
よくある質問
Q. 外を歩いたあとだけ喉がイガイガするのはなぜですか?
風や乾いた空気にふれ続けること、歩いているうちに口で息をしていること、外にいるあいだ水分をとっていないことが、よく挙げられる背景です。
Q. 風の強い日は外に出ないほうがいいですか?
急ぎでない用事は別の日にずらすのもひとつです。出かける日は口元を覆う、急ぎ足にならないよう時間に余裕をもつ、飲み物を持ち歩くといった工夫から試してみてください。
Q. ジョギングのあとも喉が気になります。同じ話ですか?
外の空気にふれる点は共通していますが、運動中は呼吸のしかたが大きく変わるため、見直すところも少し違ってきます。運動の場面については「運動中やランニングで喉がヒリヒリするときの工夫」で扱っています。
Q. 喉の痛みや咳もあるときはどうすればいいですか?
痛み・咳・熱っぽさ・息苦しさを伴う場合は、この記事で扱っている「外から帰ったあとの違和感」とは別の話になります。自己判断で様子を見続けず、「喉のイガイガが続くときの 受診の目安」を参考に、専門家への相談を検討してください。


