まず確認したいこと

対策を考える前に、「どんな場面で」「鼻づまり以外に何が気になるか」「どのくらい続いているか」を振り返ってみましょう。

どんな場面で集中しづらいか

授業中なのか、会議中なのか、あるいは一人でのデスクワーク中なのか。場面によって取り入れやすい工夫が変わります。人前で工夫しにくい場面か、比較的自由に動ける場面かを意識してみましょう。

鼻づまり以外に気になることがあるか

だるさや眠気、頭の重さなど、鼻づまり以外の不快感も一緒に感じていないか確認してみてください。あわせて感じる場合は、後述する睡眠との関係も参考になります。

どのくらい続いているか

今日だけなのか、ここ数週間ずっとなのか。長く続いているときは、あとで紹介する受診を考える目安も参考にしてください。

考えられる背景

鼻づまりがあるときに集中しづらく感じる背景には、いくつかの要素が重なっていることが考えられます。

呼吸のしづらさと疲れやすさ

鼻での呼吸がしづらいと、無意識に口呼吸が増えたり、呼吸そのものに意識が向きやすくなったりすると言われています。呼吸に気を取られること自体が、集中力を保ちにくくする一因になっているのかもしれません。

睡眠の質との関係

前の晩の眠りが浅いと感じる日は、日中のだるさや集中しづらさにつながりやすいとも言われています。夜の鼻づまりが気になる方は「夜になると鼻がつまりやすいのはなぜ?」もあわせて参考にしてみてください。

集中する姿勢・環境

うつむいた姿勢が続く勉強・デスクワークでは、姿勢そのものが鼻の感じ方に影響している場合もあると言われています。長時間同じ姿勢を続けることも、疲れを感じやすくする要因のひとつです。

「集中できないのは自分の意志が弱いから」と思い込まず、環境や体調の影響も大きいと捉えるだけで、気持ちが少し楽になることがあります。

日常でできる工夫

ここからは、勉強・仕事の最中に取り入れやすい工夫を紹介します。より広い工夫の一覧は「鼻の通りが気になるときの日常の工夫まとめ」にまとめているので、あわせて参考にしてください。

机まわりの環境を整える

  • 換気をこまめに行い、デスクまわりの空気をこもらせない

  • 乾燥が気になる季節は、小型の加湿器やコップ一杯の水を机に置く

  • マスクを使う場合は、呼吸のしやすさを確認しながら着用する

休憩の取り方を工夫する

  • 1時間に1回程度、短い休憩をはさんで席を立つ

  • 休憩中に軽く伸びをしたり、深呼吸をしたりする時間をつくる

  • 可能な場面では、外の空気を軽く入れ替える

姿勢・呼吸を意識する

うつむいた姿勢が続くと感じたら、ときどき背筋を伸ばして深呼吸をする時間をつくってみましょう。呼吸そのものに意識を向けることで、少し落ち着く感覚が得られる人もいるようです。

授業中や会議中など、その場を離れにくい場面もあります。無理に対策をしようとせず、できる範囲で少しずつ試してみてください。

気になる状態が続くときは

環境や休憩の取り方を工夫しても集中しづらい状態が何週間も続く、日常生活に大きく影響している——そんなときは、自分だけで抱え込まず耳鼻咽喉科などの専門家に相談することを考えてみてください。詳しくは「鼻の不調が長く続くときは:受診を考える目安」にまとめています。

よくある質問

Q. 鼻づまりで集中できないのはよくあることですか?

鼻づまりで集中しづらいと感じる人は少なくないと言われています。呼吸への意識や睡眠の質など、いくつかの要素が重なっている可能性があります。

席を立ちにくい場面では、姿勢を正して深呼吸をする、水分を軽くとるといった、その場でできる小さな工夫から試してみてください。

夜の眠りの質が関わっている場合があると言われています。詳しくは「夜になると鼻がつまりやすいのはなぜ?」で整理しています。

この記事で期間の目安を断定することはできません。何週間も続いている、生活に大きく影響しているといった場合は「受診を考える目安」を参考に専門家への相談を検討してください。


参考情報