まず確認したいこと

工夫を考える前に、いまの状態を少し振り返ってみましょう。「1日に何度かんでいるか」「肌が赤くなっているか」「その状態が続いているか」の3点を意識すると、自分に合う工夫を選びやすくなります。

  • 1日に何度かんでいるか——回数が多い日ほど、肌がこすれる場面も増えやすくなります

  • 肌が赤くなっているか——鼻の下やまわりの色や質感の変化を鏡で確認してみましょう

  • その状態が続いているか——一時的なものか、何日も続いているかをメモしておくと目安になります

考えられる背景

鼻をかむたびに肌がヒリヒリすると、「なぜこんなに荒れやすいんだろう」と気になる方も多いと思います。ただ、ここで特定の原因を断定することはできません。

代表的に言われている背景を知っておくと、落ち着いて向き合いやすくなります。

こすれによる肌への負担

鼻の下やまわりの肌は、顔の中でも比較的薄くデリケートな部位だと言われています。ティッシュで繰り返しこする動作が積み重なることで、肌への負担につながりやすいと考えられています。

1日に何度もかむ日は、その分肌に触れる回数も増えるため、いつもより肌の状態を気にかけておくとよさそうです。鼻水が気になる日の過ごし方全般は「鼻水がつらい日を少しでも心地よく過ごす工夫」でも紹介しています。

ティッシュの素材による違い

ティッシュにはさまざまな種類があり、表面のなめらかさや厚みによって肌への触れ方が変わると言われています。同じ回数かんでも、選ぶティッシュによって肌の感じ方が異なるという声もあります。

乾燥との重なり

空気が乾燥している時期は、肌そのものの水分量が少なくなりやすいタイミングでもあります。乾燥と鼻をかむ回数の多さが重なると、肌への負担をより感じやすくなることがあるようです。断定的な診断ではなく、あくまで一般的な傾向として捉えておくとよいでしょう。

日常でできる工夫

背景がはっきりしなくても、日常の中で試しやすい工夫はいくつかあります。かみ方・ティッシュ選び・かんだ後のケアに分けて考えると取り入れやすくなります。

かみ方を見直す

場面

試してみたい工夫

両方まとめてかむとき

片方ずつ優しくかむようにする

強くかんでしまう日

一気に力を入れず、数回に分けてかむ

かんだ後

肌をこすらず、そっと押さえるように拭く

片方の鼻を軽く押さえながらもう片方をかむと、力の入り方が分散されやすくなります。強く一気にかまないだけでも、肌に触れる圧を抑える工夫のひとつになります。

ティッシュを選ぶときの工夫

  • 肌あたりのやわらかさをうたった保湿タイプのティッシュを選んでみる

  • 厚みのあるタイプを試して、こすれる回数自体を減らす工夫をする

  • いくつかの種類を試し、自分の肌に合うものを見つけていく

ティッシュの種類が肌に合うかどうかは人によって異なります。かえって刺激を感じる場合は、無理に使い続けないようにしましょう。

かんだ後の肌のケア

かんだ直後は、こすらずに水分を軽く押さえて拭くことを意識してみましょう。肌が乾燥しやすい時期は、低刺激のクリームなどを薄くのせておく人もいます。

ティッシュや持ち物の工夫全般については「鼻水がつらい日を少しでも心地よく過ごす工夫」も参考になります。鼻水の背景そのものが気になる方は「鼻水が止まらないと感じるときに考えられる理由と日常の工夫」もあわせてご覧ください。

気になる状態が続くときは

工夫を試しても肌の赤みやヒリヒリ感が長く続く、範囲が広がっている、痛みを伴う——。

そんなときは自分だけで判断せず、皮膚科や耳鼻咽喉科などの専門家に相談することを考えてみてください。詳しくは「鼻の不調が長く続くときは:受診を考える目安」にまとめています。鼻水・鼻づまり・くしゃみが重なってつらい日は「鼻水・鼻づまり・くしゃみが全部つらい日の過ごし方」も参考になります。

よくある質問

Q. 鼻を強くかむと肌が荒れやすいのはなぜですか?

鼻の下やまわりの肌は薄くデリケートなため、ティッシュで繰り返しこすれることが負担になりやすいと言われています。乾燥している時期は特に感じやすい傾向があります。

片方の鼻を軽く押さえながら、もう片方を優しくかむと、肌への負担を分散しやすくなります。強く一気にかまず、数回に分けるのも工夫のひとつです。

肌あたりのやわらかさをうたった保湿タイプのティッシュを選ぶ人もいます。どのタイプが合うかは肌の状態によって異なるため、いくつか試してみるのもひとつの方法です。

こすらずに押さえるように水分を拭き、乾燥が気になるときは低刺激のクリームなどを薄くのせておく人もいます。肌に合うものを選ぶことが大切です。


参考情報