まず確認したいこと

香りを試してみる前に、いまの自分の状態や好みを少し振り返ってみましょう。「どんな場面で使いたいか」「香りの好みや慣れ」「肌や体調に合いそうか」の3点を確認しておくと、選び方の見当がつけやすくなります。

  • どんな場面で試してみたいか——自宅でくつろぐ時間なのか、外出先での気分転換なのかで、選び方も変わってきます

  • 香りの好みや慣れているか——柑橘系・清涼感のある香りなど、普段から好んでいる香りがあるかを考えてみましょう

  • 肌や体調に合いそうか——初めて使う香りは、少量から試して様子をみるのが基本です

香りを楽しむという工夫

ここで紹介するのは、香りそのものを気分転換の時間として楽しむ工夫です。好きな香りに包まれてひと息つく時間の作り方として読んでみてください。

香りの好みは人によってさまざまです。まずは自分がどんな香りを心地よいと感じるかを知ることが、取り入れ方の第一歩になります。

気分転換としての香りの取り入れ方

ディフューザーやアロマストーンで香りを部屋に漂わせたり、ハンカチに1滴含ませて持ち歩いたりと、取り入れ方はいろいろあります。好きな香りを選ぶこと自体が気分転換になるという人も多いようです。

入浴の時間に好みの香りを取り入れて、ゆったりとした時間を作るという楽しみ方もあります。日常のちょっとした工夫については「鼻の通りが気になるときの日常の工夫まとめ」も参考になります。

ハッカ油・ユーカリなど、香りとして知られているもの

ハッカ油やユーカリの精油は、清涼感のある香りとして昔から親しまれてきました。

柑橘系やラベンダーなど、好みに応じて選ばれる香りにはそれぞれ異なる特徴があります。下の表は香りの種類とその特徴を簡単に整理したものです。

香りの種類

香りの特徴

ハッカ油・ミント系

清涼感のある香り

ユーカリ

すっと通るような、すがすがしい香り

レモン・オレンジなど柑橘系

爽やかで親しみやすい香り

ラベンダー

穏やかで落ち着いた香り

香りの感じ方には個人差があります。特定の香りが誰にでも同じように心地よいわけではないので、いくつか試して自分に合うものを見つけるつもりで楽しんでみてください。

香りを日常に取り入れるタイミング

リラックスしたい時間や、気分を切り替えたいときに香りを取り入れる人は多いようです。仕事や家事の合間、就寝前のひとときなど、自分の生活リズムに合わせて取り入れ方を工夫してみましょう。

香りを取り入れるタイミングに正解はありません。無理に習慣化しようとせず、気が向いたときに楽しむ程度で十分です。

使うときに気をつけたいこと

香りを楽しむうえでは、いくつか気をつけたい点があります。肌への直接使用や体調によっては控えたほうがよい場面もあるため、事前に確認しておきましょう。

肌に直接つけない・薄めて使う

精油は原液を肌に直接つけないのが基本です。ハンカチやディフューザーを使う、キャリアオイルなどで薄めるなど、製品の説明書きに沿った使い方を心がけてください。

  • 使用量や使い方は、製品に記載された注意書きを必ず確認する

  • 初めて使う香りは、少量から試して様子をみる

  • 目や粘膜に触れないよう注意する

妊娠中や体調によっては使用を控える判断が必要な場合も

妊娠中の方や、持病がある方、体調が優れないときは、使用を控えたほうがよい香りや成分があるとされています。日本アロマ環境協会では、一般的な注意点として次のように案内しています。

  • 3歳未満の子どもには、香りを部屋に漂わせる方法(芳香浴)以外は行わない

  • 3歳以上の子どもでも、使用量は大人の10分の1程度から始め、多くても2分の1程度にとどめる

  • 妊娠中は体調を考慮し、芳香浴以外の楽しみ方をする場合は十分に注意する

  • 高齢の方や持病のある方は、まず基準の半分以下の量で試す

出典: 公益社団法人日本アロマ環境協会「安全に楽しむために」(2026年10月16日確認)

気になる場合は、製品の注意書きをよく確認したうえで、医師や薬剤師などの専門家に相談することをおすすめします。

体調に不安がある場合や、小さな子ども・妊娠中の方が香りを取り入れる場合は、自己判断せず製品の注意書きや専門家の案内を確認してください。

香りが強すぎると感じたら使用をやめる

香りを試している途中で、頭が重く感じる・気分がすぐれないなど違和感があるときは、無理に続けず使用をやめて換気をしましょう。

香りは心地よさのためのものです。少しでも不快に感じたら、そのときは取り入れるのをやめて構いません。

気になる状態が続くときは

香りを楽しむ工夫を試しても、鼻まわりの気になる状態が長く続く、あるいは日常生活に影響が出ているという場合もあるかもしれません。

そうしたときは、香りの工夫だけで抱え込まず、専門家に相談することも考えてみてください。詳しくは「鼻の不調が長く続くときは:受診を考える目安」にまとめています。風邪や花粉によるものかどうか迷うときは「風邪?花粉?と迷ったときの考え方」も参考になります。

よくある質問

Q. 鼻がつらいとき、アロマはどう取り入れればいいですか?

ディフューザーやアロマストーンで部屋にほんのり香らせる、ハンカチに1滴含ませるなど、好きな香りでひと息つく時間として取り入れてみてください。香りを楽しむことは気分転換の工夫であり、鼻の状態の変化を保証するものではありません。

Q. ハッカ油やユーカリはどう使えばいいですか?

ディフューザーで香らせたり、ハンカチに少量含ませたりする使い方が知られています。原液を肌に直接つけないことや、製品の注意書きに沿って使うことを心がけてください。

Q. 子どもや妊娠中でも使えますか?

日本アロマ環境協会では、3歳未満の子どもには芳香浴以外は行わない、3歳以上でも使用量は大人の10分の1程度から始める、妊娠中は芳香浴以外の方法に十分注意するといった注意点を案内しています。使う前に製品の注意書きを確認し、迷うときは医師や薬剤師などの専門家に相談してください。

Q. 香りが合わないと感じたらどうすればいいですか?

少しでも違和感や不快感があれば、無理に続けず使用をやめて換気をしてください。香りの好みや感じ方には個人差があります。

参考情報